虫も嫌がる木の強い箇所、それは・・・

いつもお世話になっております、井上フシックの井上です。皆様はカミキリムシの幼虫の鉄砲虫(てっぽうむし)ってご存知でしょうか?今回はこのやっかいな虫くいの箇所を見ていただこうと思います。

当社の枝は11月末頃から4月頃までに伐採した枝にこだわって仕入れています。というのも、集材する時期を間違えると上の写真のようになってしまい、カミキリムシの幼虫が木材の部分を食べて、穴が開いてしまい加工しても商品になりません。しかもこのカミキリムシの幼虫が食べた後の粉は、ダニが育ってしまいうっかり服についてしまうとダニに噛まれてしまいます。これがまた痒いんです・・・しかしカミキリムシでも嫌がって避ける場所があります。それはこの赤い部分、ひのきの赤みの部分なのです(油分がある場所でひのき独特のいい香りがします)昔から木材の赤い部分はひのきの土台に使われたりして材質は硬いので、ひのきの油分が虫を寄せ付けにくいのでしょう ちなみにこの赤い部分で埋め木を作っているのが ひのき赤 MIXです 樹齢80年~100年以上の枝から製作しております

枝の中をカットしたら成虫がでてきました・・ つまり春→夏→秋→冬(現在)までこの枝の中で過ごしてきたのです。すごい生命力!やはり寒さで動きが弱い感じですが生きてました。今シーズンも早めに加工してテッポウムシが来る前に頑張って加工します!

投稿者:

井上 和吏

井上です 日常のことや新しい商品などアップしたいと思っています
ネタに困ったら個人的なこともアップすることがあるかもしれませんが 暖かい目でみてやってください。